2017年04月21日
“りんごのおじちゃん”の想いを胸に。
この春から畑を貸してくれた方のお葬式に参列してきた。
借りる以前から、畑でもしばらくお見かけしておらず、借りることになってからも、契約の話などはずっと奥さんと交わしていた。
そこまで体調が悪いとは思わず、ご家族の話からなども、回復したら挨拶しようと考えていた。
周りを心配させないように配慮してくれていたのだろう。
しかし、一言も畑のお話ができなかったのは、本当に残念だった。
弔辞では、親戚の小さな子供たちから「りんごのおじちゃんありがとう」と呼びかけられていたり、故人の先代からずっとおいしいりんごをいただいていた、という話があったりと、りんごの話題が多く聞かれた。
喪主の息子さんは「新植用の苗も注文してあって、畑仕事を続けたかっただろう」と話していた。
その畑と、故人のやる気を現したような新しい苗、俺が受け継いだ。

おじさんの想いを胸に、大切に育てていきます。
どうか見守っていてください。
然