2020年09月10日
オグラドラレコネットワーク #NO MORE 果物泥棒
JAあづみ青壮年部小倉支部(つまりこの地域の農家仲間+JAの方々)で、オグラドラレコネットワークなるものを発足しました。
キャッチコピーは NO MORE 果物泥棒!
なんか聞いたことあるよね、でもmovieじゃないよ、果物だよ!

目的は果物の盗難対策。
★盗難を防止するために軽トラをはじめ農作業車、小倉地域の車のドライブレコーダー搭載率を上げていきましょう(搭載車の所持者を名簿化、有事の際には情報共有)
★警察署とも協力体制を整えておいて、万が一の時には犯人逮捕に近づけるよう連携をはかりましょう
そんな取り組みです。
そんなに遠出しないことが多い軽トラにわざわざドラレコをつける、というのは画期的と言えなくもないのですが…。
でもやっぱり目新しくはないし、やっていることは微々たることで、それ自体は有事の際の保険のようなものだけれど、無視してほしくない重要なポイントがある。
個人を超えて「地域」で動いていくこと。
微々たることを着実に積み重ねていこうとする姿勢がそこにあること。
○「オグラドラレコネットワーク」発足への思い
折しも最近、県内でも農作物盗難の被害が相次いでいる。そしてメディアを騒がせている。
昨年、仲間の梨がごっそり盗難にあった。額にして20万ほど。(こちらの犯人は捕まりました)
そして先日は別の仲間の桃がやられる。
農作物盗難には憤りももちろんあるけれど、それを超えるほどのやるせなさがつきまとう。
畑を施錠することはできない。これは工場や一般企業との大きな違い。
シリアル番号やロゴが入っているわけではないから回収が困難。そして時代の波もあって、流通網だけはやたらと確保しやすい。
1つの作物と向き合っている時間は長い。「盗まれる」というより我が子を「拉致される」ようなものだと思っていただければわかりやすいかな?
うちじゃなくてよかった…と胸をなでおろすのもやるせないし、農家をやっていれば明日は我が身。そう考え続けないといけないのもやるせない。
きっかけはそんな、憤り+やるせなさ。
でもそれを発展させて泣き寝入りはしない!という決意を生み出す。
これも重要なポイントですよ◎ 泣き寝入りしない。
つまり、今回の取組はとりあえずの試みとして始めてみたことに過ぎず
状況に応じては二の矢、三の矢を放っていく心づもりがあります
ということ。
それを広く訴えていきたいものですなぁ。
○「自己責任」の限界
何かと自己責任が問われる時代です。「自分の身を守るために」は当たり前の概念として、そして違和感なくありとあらゆるシチュエーションで使われます。
それは別に否定するべきことではないし、とても大事なのだけど(背に腹は変えられない時もあるけれど)、なんだかとても虚しくなる瞬間があります。なんだかさびしいじゃん!
そして、これは歳をとるごとに(もしくは時代の流れのせいか)自分の手が及ぶ範囲の狭さ・自分のできることの限界を感じるようになってきた。
ありがたいことに「自分にできないことは人にお願いする」「かわりに自分のできることは協力する」ことには抵抗がなくなってきました。(加齢によるプライドの低下でしょうかね?)
自分の畑に防犯カメラを導入する、ロープをはる、なども大事だけどそれも限界に近づいている気がする。精神的にも経済的にも。
だからなんとか地域でなんとか対策を!そんな思いを込めた取組です。
○「総監視社会」にはしたくない
ドラレコを使うことを決めて、いろんな方々とお話するうちに指摘され悩んだのはプライバシーの問題でした。
これも感情論でしかないのですが、実のところ「総監視社会」に加担しているような後ろめたさもあります。
なので、プライバシーへの配慮を盛り込んだ規約も考えておきました。
強制ではない、あくまでも「任意」での協力。
…とここまで書いてみると、なんとなくぼんやりと「地域の仲間意識」を頼ってみて「自己判断」に頼るという仕組みがひどく脆弱にも見えます。
が、そもそもそういうものなのです。
この地域には「個」の集合体があって、場合によっては集まりもする。そして知恵を寄せ合う。おのおの実行する。
シンプルにそれだけ。
願いは NO MORE 果物泥棒 です。
●9日づけの信濃毎日新聞にこの取り組みが紹介されました。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200909/KT200908GUI090019000.php
●本日10日、地域でドライブレコーダー設置取付会を開催しています。
●オグラドラレコネットワークとは?ホームページはこちらから。
https://oguradorarekonet.wixsite.com/home
この記事は、JAあづみ青壮年部小倉支部のメンバーのひとり、園長ZENが言っていた(と思われる)ことを代弁したものです。
ZEN代筆 sachiko
キャッチコピーは NO MORE 果物泥棒!
なんか聞いたことあるよね、でもmovieじゃないよ、果物だよ!

目的は果物の盗難対策。
★盗難を防止するために軽トラをはじめ農作業車、小倉地域の車のドライブレコーダー搭載率を上げていきましょう(搭載車の所持者を名簿化、有事の際には情報共有)
★警察署とも協力体制を整えておいて、万が一の時には犯人逮捕に近づけるよう連携をはかりましょう
そんな取り組みです。
そんなに遠出しないことが多い軽トラにわざわざドラレコをつける、というのは画期的と言えなくもないのですが…。
でもやっぱり目新しくはないし、やっていることは微々たることで、それ自体は有事の際の保険のようなものだけれど、無視してほしくない重要なポイントがある。
個人を超えて「地域」で動いていくこと。
微々たることを着実に積み重ねていこうとする姿勢がそこにあること。
○「オグラドラレコネットワーク」発足への思い
折しも最近、県内でも農作物盗難の被害が相次いでいる。そしてメディアを騒がせている。
昨年、仲間の梨がごっそり盗難にあった。額にして20万ほど。(こちらの犯人は捕まりました)
そして先日は別の仲間の桃がやられる。
農作物盗難には憤りももちろんあるけれど、それを超えるほどのやるせなさがつきまとう。
畑を施錠することはできない。これは工場や一般企業との大きな違い。
シリアル番号やロゴが入っているわけではないから回収が困難。そして時代の波もあって、流通網だけはやたらと確保しやすい。
1つの作物と向き合っている時間は長い。「盗まれる」というより我が子を「拉致される」ようなものだと思っていただければわかりやすいかな?
うちじゃなくてよかった…と胸をなでおろすのもやるせないし、農家をやっていれば明日は我が身。そう考え続けないといけないのもやるせない。
きっかけはそんな、憤り+やるせなさ。
でもそれを発展させて泣き寝入りはしない!という決意を生み出す。
これも重要なポイントですよ◎ 泣き寝入りしない。
つまり、今回の取組はとりあえずの試みとして始めてみたことに過ぎず
状況に応じては二の矢、三の矢を放っていく心づもりがあります
ということ。
それを広く訴えていきたいものですなぁ。
○「自己責任」の限界
何かと自己責任が問われる時代です。「自分の身を守るために」は当たり前の概念として、そして違和感なくありとあらゆるシチュエーションで使われます。
それは別に否定するべきことではないし、とても大事なのだけど(背に腹は変えられない時もあるけれど)、なんだかとても虚しくなる瞬間があります。なんだかさびしいじゃん!
そして、これは歳をとるごとに(もしくは時代の流れのせいか)自分の手が及ぶ範囲の狭さ・自分のできることの限界を感じるようになってきた。
ありがたいことに「自分にできないことは人にお願いする」「かわりに自分のできることは協力する」ことには抵抗がなくなってきました。(加齢によるプライドの低下でしょうかね?)
自分の畑に防犯カメラを導入する、ロープをはる、なども大事だけどそれも限界に近づいている気がする。精神的にも経済的にも。
だからなんとか地域でなんとか対策を!そんな思いを込めた取組です。
○「総監視社会」にはしたくない
ドラレコを使うことを決めて、いろんな方々とお話するうちに指摘され悩んだのはプライバシーの問題でした。
これも感情論でしかないのですが、実のところ「総監視社会」に加担しているような後ろめたさもあります。
なので、プライバシーへの配慮を盛り込んだ規約も考えておきました。
強制ではない、あくまでも「任意」での協力。
…とここまで書いてみると、なんとなくぼんやりと「地域の仲間意識」を頼ってみて「自己判断」に頼るという仕組みがひどく脆弱にも見えます。
が、そもそもそういうものなのです。
この地域には「個」の集合体があって、場合によっては集まりもする。そして知恵を寄せ合う。おのおの実行する。
シンプルにそれだけ。
願いは NO MORE 果物泥棒 です。
●9日づけの信濃毎日新聞にこの取り組みが紹介されました。
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●オグラドラレコネットワークとは?ホームページはこちらから。
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弐七農園Webサイトができています
ブログってインスタに代替可能?
2022年、仕事はじめました。〜サイダーが販売されます〜
「もったいないりんごを減らしたい」〜『ふたこ座』二子玉川ストリートマルシェに参加します〜
ジュースリリースとイベント告知の前情報です
note始めました
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