2021年11月26日

今日の飛行機、今日のりんご

日に日に寒くなっております。
4歳児にいつ冬タイヤに替えるのか聞かれる季節になりました。早く替えねば。りんごが終わったら……。
明日はみぞれとか……。

出歩かないようにしようっと!
……倉庫にこもりたいところですが、ZENは倉庫にこもると思いますが明日は土曜日ではないか。早いなぁ。

明日がお休みでなくても、今日お昼には2歳児早退してきたけど!ついでに4歳児も連れて帰宅。
あぁあ、仕事……と思いつつ、まぁこれがジャンジャン収穫したい1週間前でなくてまだ良かったかとも思います。
今はひたすら発送です。畑は落ち着いております。試しにぶら下げておいたサンふじも本日をもって全て収穫しました。

今日の飛行機。

4歳児作。「北極圏の飛行機」だそうです。子どもってどこからか言葉を覚えて活用する生き物ですね。不思議。
足がソリ状になっていて、フライング・ホヌのペンギンバージョンのようなお顔が特徴とのこと。
寒いところを飛ぶのでエンジンは後部に4つ。(理由はわからないがそうなっているのか…?)

サンタさんには「成田空港を作れるレゴブロック」をお願いするそうです。
私も最近、りんごが落ち着いたらやりたいこと・買いたいものなどをよく妄想してリスト化するので、
……(サンタさんにお伝えするために)レゴブロックのことも調べるのですが、「飛行機」はあっても「空港」セットはいまいち。
飛行機があれば喜ぶのは容易に想像できるのだけど、せっかく「持ってないものを自力で作る」術を磨いているところなので悩みどころ。(サンタさんにもこの辺をよく検討していただきたい。)
パーツを増やしてこれで作りな!というのが1番だとは思うものの、サンタさんからのプレゼントの場合だとパッケージとして「空港」のイメージがつく方がいいんだろうなぁと思ってみたり。
もう12月が、年末が見えてきましたね。

今日のりんご。出荷されるのを待って順番バンしてるハネだしりんごたち。

作業の都合上、家庭用・はねだし品を先に着々と発送しております。

倉庫の中のコンテナも着々と減ってきております。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 21:19Comments(0)農作業りんご

2021年11月25日

りんご発送続々と……

こんばんは。なんだか連日風が強いです。
もう収穫はほぼ終わってるのでいいのですが……。
にしても、ここにきての、この風。
収穫直前もすごい風が吹いて、結構りんごが傷つきました。この傷がなければ…という子たちもたくさん。

今は発送をどんどん進めているので、倉庫作業になるのですが、倉庫にいると風の音がすごい。
最近はよくCOTEN ラジオを聴きながら作業をして歴史的視野を広げようとしているのですが、風の音がすごいとラジオには不向きで結局無難にストラッツやジョンメイヤーを聴きながらやっております。

そういうわけで、発送、どんどんと進めております。
一部は上品も発送しておりますが、基本的には作業の都合上、ハネだし品を先に送り出しております。
ZEN 、ZEN母、私sachikoの3人体制で進めると非常に効率がよい◎
やっぱり仕事において、人足って大事だなぁと思います。ZEN母をこき使ってしまい感謝と反省しかない夫婦ですが。

ZENがりんごを選別、パックにつめて


sachikoがりんごを磨く、合間で直売所荷物をつくる


ZEN母が箱に投入、伝票を貼る


来週末くらいまでが勝負どころ、といった感じでしょうか。
やりたいこと、撮りためたTV(朝ドラが数週間溜まっているので今回は諦めようかな…)は溜まる一方ですが、
そしてやっぱりお客さんの顔が見えてくるのでとても緊張感のある仕事ではありますが、
そうは言ってもあと2週間ほどのこと。

あっという間にそうすると年末ですね。
今日はクリスマスツリーもどきを飾りました。
いずれはちゃんとしたツリーを購入したいな…と思いながら、針金でつくった平面的なツリー、使いまわして3年目です。
そんな季節ですね。

sachiko
  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 21:46Comments(0)農作業りんご

2021年11月23日

note始めました

今さらですが、ちょっと前にnote始めました。
当初は今利用しているナガブロから、そろそろ他のブログに乗り換えようかなあ(自作する気力はないし)と思っていたのですが、結局noteを追加で始めることに落ち着きました。

ブログは日々のことを時系列て積み重ねていくことに良さがあると思っているのですが、それゆえに過去の記事は埋もれていってしまう。場合によっては、記事を書いた時期にかかわらず読んでほしい内容も実はあったりします。
HPの代わりに農園のあれこれを文章でまとめたもの。そんな位置付けを意図しております。

その辺を考慮して、今はSNSのあらゆるツールがありすぎるよな…とは思いつつ、農園としての想いや基本情報などを中心に、埋もれさせたくない内容をnoteに記録しておくことにしました。
何もこの繁忙期に……と思わなくもないのですが、りんごの説明補足に使えそうだぞ!と思い発送を本格化させる前に始めた次第です。

それがこちら。一部は前回のブログでの内容と同じですが、noteではより詳しく説明しております。
https://note.com/niinananoen27/n/n57a74c44fee3

更新したら時折お知らせします。

今はサンふじの収穫を終えて、直送に向けてあれこれ準備をしております。…収穫以上に緊張する仕事でもあります。頑張らねば。
noteもその一環ということで。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 17:35Comments(0)りんごお知らせ

2021年11月20日

2021年度のサンふじの個性について&動向

こんにちは。
とにかく隙あらばりんごのことをやっていたい季節です。
今頑張らないでいつやるの?という超繁忙期。
夫婦で話し合った結果、私たちには少々「がめつさ」のようなガッツが足りないということで、今年は直売所への出荷に力を入れております。

◯以前はコンテナに入れて農協へズドン、だったあたりを、もう少しきちんと選果すること。
○その他諸々の規格から漏れてしまうけれども、ひきがありそうなあたり(でも発送は難しそうな状況の子たち)をきちんと箱詰めor袋詰めして直売所へ出荷すること。
○出荷の時期を見誤らないこと。
○収穫、選果、出荷のサイクルに戦略をきちんと立ててのぞむこと。


そのあたりに気をつけている結果、時代遅れの根性論で乗り切るべく昼夜問わず作業をしております。
なので、ブログも滞りがちに…。

サンふじの動向としては、楽しく収穫をする日々は先週くらいで終わりを告げました。
今は収穫のリミットと来週の悪天候を見据え、容赦無く木をさらうように収穫をかけております。
……りんご農家がもっともりんごを溜め込む時期です。
収穫自体はどんなに遅くても来週半ばごろには全て終える予定です。
というのも、来年以降の木の生育に関わるため。各方面からもそのように指導が入っております。
園から直送するりんごたち、早くても来週半ば以降かしら?という感じですがまだ未定です。

そんなに直販に力を入れていないりんご農家でも、サンふじだけは別格、大抵どこかしらに送っている(気がする)。
確実なところにいいものを送るべく、とりあえず出荷よりもいいものを囲っておこう、そういう意識が働くもの。
今年は春の霜の影響で、当園もそうですが、市場に流通しているりんごが圧倒的に少ないです。
幸いなことに、これはもうちょっとした立地の運によるものですが、ヒョウの害は免れた当園はかなりマシな方。
直売所のりんごの数も例年に比べると物凄く少ない。
この先、農家が溜め込んでいたりんごを選果しながら出荷していくことを考慮してもやっぱり少ない気がします。
商品が品薄になった頃合いを見計らって直売所に納品にいくと、お客さんに囲まれる!という初めての体験をしました。
びっくり。買われる方々もそんな前情報を知ってか必死なようです。ありがたや〜。

そんな今年のサンふじの様子、選果をしながら捻り出しました。

見渡せば 変形りんご サビ日焼け

sachiko選果の心 一句。

昨年はパックリ実割れが多かったのだけど、今年のりんごはなんといってもサビ。
そして葉っぱが早い段階で落ちてしまったこともあって日焼けがひどい。
春の霜で花がやられた〜ということで、圧倒的に量が少なかったため、本来ならば摘果してしまうところに実った子たちもたくさんいて、それゆえか青実も多い。こちら、もれなくジュース行き。

サビと日焼けがあまりにも多いので、こちらが今回の上品候補の見た目。

サイドが歪んで見えるのは変形ではなくて撮影角度によるものです。
味は悪くなくきちんと濃厚なのですが、どうしても見目麗しい子が圧倒的に少ない。
今年は特上品は見送り、上品/家庭用でのご用意となります。
おそらく、これ以上の上品注文は量的に限界か?どうか?をそろそろ見極めようとしております。
……が、とにかく畑と倉庫に出てしまう日々です。

この数日は心強いバイトさんにも来ていただき(素敵な出会いがありました!)夫婦で選果。

夜は荷造り。元気を出すためだかなんだか、「きのこの唄」を口ずさみながら作業を進めております。なんでだ。

全ての木に美しいりんごが実ればいいのですが、なんともテンションの下がる実だらけの木もあります。

このカゴ、選果するまでもなく全部ジュースじゃん!ということもありますね。かなし〜。
見渡して感じるのは「若いってすばらしい」ということ。
ほどよい若木からとれた子たちは軒並み優秀。ほんとに計画的な改植って大事。
若いってすばらしい。まだまだ若い部類に入る(のかな?)私たちは今働かないでいつ頑張るの?ってことです。
そういうことをりんごから学んでおります。

今日は土曜ですが、子どもたちと一緒にしっかり昼寝をして夜に備えております。
昼寝しないで夜早めに就寝してくれた方がよかったかな…なども思いつつこちらも疲労回復と体力温存。夜、早く寝てくれ〜。

今年は夫婦で(つまり私sachikoも)フルフルで作業に参加することで、いろいろ見えてきたことがあります。
りんごの収穫の見極め方、選果のこと、出荷のタイミングの細かい点などなど、頭で理解していたつもりだけど、体で納得するってこういう感じか!とか。
とにかく作業に時間を割きたい気持ちとか。普段は家事育児でばたつくので、なかなかここに理解が追いつきません。
が、作業をやってみて、この仕事をやりたい!という気持ちがヒシヒシとわかり、夫婦して最大限の仕事量を捻出するにはじゃあ今は私が一人で家事だな、などの解釈がポジティブにできるようになりました。少なくともサンふじの繁忙期において限定ですが。

……子どもたちには負担をかけております。
保育園の迎えもほぼ1番最後、父母の頑張りをサンタさんが見てるから(どこから?と聞かれて困る)、今われわれが頑張ることで君たちのプレゼントがグレードアップされるよ☆という苦し紛れの言い訳(でもこれは事実だ)、夕食はひと鍋でズドンと出せるものに替わり(カレー、鍋などなど)、テレビ視聴時間はいつもより少々長め…。スカイパークはちょっと連れていけないなぁ。

疲労と多忙はすごいけれど、そしてりんご足りるかな?はヒヤヒヤするけれど、仕事自体は超楽しい。
そんな日々です。

さて、来週からいよいよ発送に向けて準備を進めなくては……。

sachiko
  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 17:42Comments(0)農作業りんご

2021年11月12日

サンふじ荷造り、そしてとっても風が強い…

こんにちは。サンふじの日々、始まってます。
この2日ほど、どうした?ってくらい風が強い。ここまで台風とかなかったのに……。
特に夜はすさまじい風の音。頻繁にりんご大丈夫かな?って言っていたら、2歳と4歳の子どもたちまで、風がふくと「りんご大丈夫かな?」「鬼来るかな?」と言うようになりました。
…風と鬼の因果関係は私には不明ですが。

さて、そんな風でもサンふじをとってますよ。
今日の午前中は強い風に加えて雨も舞っていたので、収穫は一時諦めかわりに直売所用の荷造りを進めておりました。
収穫と選果、そして荷造りはひと続きの作業。

この一連のサイクルを実感することで、自分の収穫の基準を見直したり、出荷の戦略を立てたりすることができる。
選果していると、ああ、いいと思っていたのに生ぬるい色のをとっちゃったな…ということに気付いてもっと厳しく判断して収穫しよう!と思ったり、逆にこれはいいりんごじゃないけどこの規格で出すにはアリだな…と思って収穫したり。

とにかくいいりんご、いい色づきのものを!の一辺倒でとっていくレベルから、徐々に微調整をかけながら、出荷の戦略を立てながら収穫できるようになっていく!……年々こういう成長をしてきている、はず。


直売所も徐々にサンふじが増えてきて、そしてサンふじ目当てのお客さんも増えてきて、場合によっては殺気立っている(!)ようです。なので出荷、がんばります。

直売所の荷物、作ってみた。規格に合わせてりんごを選んでパズルみたいにはめこんで総重量を達成させる。
あるところからゲーム感覚になり、楽しくなります。ピタッとハマった時の満足度。
これが〇〇円で売れたらいいなぁ、というまさに現金な願望。楽しませていただきました。

今年は直売所への出荷ももうちょっと頑張ろう!ズクを出そう!と夫婦で話しているところ。ZENは夜も倉庫に消えていきます。
我が家の4歳児、おかげさまで「繁忙期」という言葉を覚えました。

さて、午後には雨はおさまったので収穫へ。

連日の風で、やっぱり傷は増えてきています。畑によって風の受け方が違いますが、りんごはそんなには落ちておらず、木も無事、でも傷は避けられないのか。
いわゆる生傷とも違う、茶色くなってなんとも生々しい皮膚の傷みというか……。悲しい。

収穫してみると、この数日の風の影響だなぁという傷、そしてやっぱり春の霜の被害ゆえのサビ、変形が多数。
毎年一筋縄ではいきませんね。

午後も4時になるとあっという間に日が陰り、一気に冷え込みます。

秋の色合いの山も一気に冷めた色合いに見えてきます。

明日は土曜日。
直売所、混むかな?たくさん出荷したいものです。

sachiko
  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 23:45Comments(0)農作業

2021年11月05日

サンふじ、始まりました。

11月に入り、いよいよサンふじが本格化してきました。
今年は本当にいろいろと心配し、ご心配をおかけしました。
春の霜、夏の暑さ、秋の多雨などなど。オーナー制度を見送り、最後の最後まで不安でしたが、収穫に辿り着きました。
収穫、出荷、発送の季節を迎えます。THE☆繁忙期。

やっぱり全体的に色づきは早い気がします。
味は上々。これが1番心配だった……。昨年よりも割れは少なく、炭そ病(実が腐敗する進行性の病気)が多め。
早い時期から葉っぱが抜け落ちるなどの問題、木によって枝によっての個体差も大きく、なんといっても1本の木からとれる絶対量(品質がある程度担保されるもの)が少ない。園全体としてはりんごが確保できるにしてもオーナー制度は見送っておいて正解だったかなぁとも思います。
気候だけではなくもちろん樹齢の問題もありますが。

まだまだ収穫は序盤なので、迷ったらとらないことにしております。
特定の出荷先を念頭に、そこに見合う規格のものがいい感じだったらとる、という程度です。
収穫というよりも実を確認しながら、すでに行った葉摘をもう一度見直しつつ、りんごをまわしてまんべんなく色がつくように配慮しつつ…というのがメイン。
そんな作業をこの2日ほど進めております。


いい感じになってきた「サンふじ」たち。
今日は青い空が美しく、風もほどよく、気持ちのいい秋の1日でした。
確認できた飛行機(松本から神戸行き)はFDAの9号機ゴールド。なんと縁起の良いこと◎


鳥よけの鳥さんも美しく飛んでおります。


見上げれば摘果し忘れたりんごがブドウのように。

「とれちゃった!」というりんごを味見してみたところ、味も徐々に乗ってきています。

いずれにしても格外のりんごでした。でもこちら、ミツも入ってた〜、よかった。

倉庫の中も整理・掃除して、コンテナもきれいにしてサンふじをとってはため込む(JAにはためないで出荷しろ!と言われていますyo!)準備もできています。
メールも夫婦で確認しながらリストを作って発送の用意をしております。
……が、ミスをなくしたいので、しっかり確認してから返信をするように心がけているのでメールをいただいてから返信まで1〜2日かかる場合がございます、特に土日。
すみません、がんばりまーす。

その他、商品イメージの写真とかも必要だなぁと思いながら過去の写真をあさったり、何かと説明フライヤーを準備しようと画策したりしております。
はい、締め切りが近づいているので急ぎます。
「説明」はいつも課題で、ひとくちに「りんご」「格外」などといってもそれはそれは個性豊かなので、お客さまが抱いているイメージとこちらが用意できるもののすり合わせというか、価格を含めた納得感というか、そのあたりをうまくまとめることについて悩みつつ進めております。

まぁまだちょっと本気出してないというか、少しぬるい感じで構えていられるのもこの週末まででしょう、きっと。
たぶん来週以降は、楽しい秋の収穫日和!という感じではなく必死だろうな〜と思います。
体調管理気をつけないと!
そういうわけで、折しも「顧客サービス」として私たち夫婦が大いに注目している「せんねん灸」から年に1度のお便りが届いたのでお灸をしました。
きめ細かな気遣いと、お灸への愛が感じられるサービスが特徴のせんねん灸、やっぱり過去にも感動してブログに書いてました。
http://appleturtle27.naganoblog.jp/e2435677.html

話がそれました、つまりサンふじの日々が始まりました、というブログでした。
以上です。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 22:00Comments(0)農作業

2021年10月31日

束の間の休日、ジンベエジェットを見に!

前回に続き飛行機のことですね。
我が家の頻出ワードは「りんご」につづき「飛行機」なのでしょうがないですね。

今日は前々から計画していた通り、信州スカイパークへ。
ええ、計画なんてしなくても毎週のように行っていますけれども、今日はマストで行かなくては!と思っておりました。
だって沖縄からのチャーター便、ジンベエジェットが来るのだもの!

あいにく晴天とはいかず、着陸のときには曇りでした。


10時着陸とのことでしたがえらい早くから上空を周遊しておりました。
私たちも早めにきたのですが、スカイパークはすごい人!びっくり!
子どもたちで……というよりも、三脚やゴツいカメラをもったおじさんたちがたくさん!

そうだよね、だってジンベエジェットだもの……。
子どもの数はそれに比べると圧倒的に少ない気がしたのですが(それでも平常時よりは多いけれど)、ジンベエザメのデザインの服を着ている子がいて素敵だなと思いました。
とにかく人の多さ(といっても場所が場所なので混雑も気にならない程度ですけど)も含めて、特別感を演出してくれました。
空港のテラスにも人がびっしり!すごい!

そのおじさん率の高さに加えて面白かったのは、飛行機の音が上空から聞こえるたびにスマホを眺めて、どちらの方向から着陸するか?もう着陸しそうかを確かめていること。
そうです、ここに集うマニアの方々はきっと「フライトレーダー」を入れているんでしょうねw
私たちも抜かりなくチェック。
音がするたび、みんなが上空を見上げる。その一斉さの加減がまたなかなか良くて。

今日もスカイパークのどこから見るかを結構悩みました。
大抵は北風が吹いているので、着陸は北側から、離陸は南側からスタート、というケースが多い。山の位置なども関係していそうですが。
今回はバランス良く機体を眺めたいということで、滑走路の東側に決めました。

飛行機をじっと待っていたいのに、とにかく走りたい・遊びたい2歳児。
ヘリコプターの音がすると走り出してしまう4歳児。(←面倒だったのでチャーター便が「ジンベエジェット」であることは事前に知らせず)

……おかげでよく走りました。
でもそのおかげで、あれ、化学消防車がスタンバイしている!ということに気づく。

そうです、ウォーターサルートがありましたyo!

ジンベエザメだけに水をかけてあげるのかと思っていたのですが、そうではないんですね、歓迎の意味合いなんですね!

上空に影が見えて、それがどんどん近づきながら降下してきて着陸。
スカイパークの人々一斉にカメラをかまえる!
そして着陸すると、民族大移動のように、空港に近いサイドへ走り出す、走り出す!
それがこのウォーターサルートでした。

ボーイング737-800。FDA(エンブラエル175)と比べるとやっぱり大きい。
しばらく滞在してお客さんをお腹に入れて沖縄へ帰っていきました。

離陸!
ありがとう!またきてね!

*****
本日から松本空港発着の飛行機のフライトスケジュールが変わり、さくらジンベエのほかにいくつかの離着陸を楽しみ、アスレチックで遊びその後いろいろあって本屋に寄りました。

子どもたちに1冊好きな本を買ってあげるお約束をして、4歳児が選んできたのは「ひこうき」と書かれた幼児向けの本。
そういうのはもう持ってるし、それに比べては情報が少ないタイプだったから他のにしなよ、もっと大人のにしなよ…と言ったところ、
大人の本のコーナーへ行く。「これにする!」


本気で大人の本だ……。もう少し大きい子向けの「大人」という意味だったんだけどな……。表現って難しいね。というかよくみつけたなぁ。
価格も大人向けですけど。
でも、こちらも少しずつ飛行機のことを知っていきたいので購入!


今回の一連のことで思うのは、イベントでもなんでもその瞬間を「楽しみに待つ」っていいものだな、ということと、
自分以外の他者(自分の子どものことも他者です)の価値観、好きなものを知るって、世界が広がって楽しいな、ということです。
飛行機なんて全く興味なかったけれど、知ればそれなりに面白い。新しい楽しみが増える。
そこに「何の意味があるのか」とかそういうことではなく、楽しいことは多い方がいいじゃない。

ああ、ジンベエジェットよかったな……。
明日から11月です。
飛行機にうつつをぬかしてないで(リフレッシュしたということで)この数日中にサンふじの案内を出します。
よろしくどうぞ。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 23:39Comments(0)行ってみた子どものこと

2021年10月28日

飛行機っ子の楽しみ方

またしても農作業ログではなく、私生活の話題。
これぞ、忙しい季節の現実逃避ですね。
今日は発送を順次進める日でした。

我が家の4歳児の好きなもの、それは飛行機。
どれくらい好きかというと、毎朝起きて1番に言うこと、それが
「おはよう。かか、何の夢見た?オレは飛行機(具体的な機種名、もしくはFDAの色)の夢見た!」
というくらい、頭の中は飛行機でいっぱい。

お休みの日どうしよう? 答えは言わずもがな「(信州)スカイパーク!」
おかげさまでFDAの運行スケジュールを把握しております。
朝は松本着9時25分、福岡より飛来。
それが30分後くらいに神戸へ。神戸から飛んできた飛行機が札幌へ。
なので、朝、9時過ぎにはスカイパークにスタンバイしてお昼前までに離着陸を2セット見る、というのが理想。
なんだその計画性。
毎朝8時を過ぎると、4歳飛行少年はたずねます。「飛行機、福岡離陸したかな?」

最近はいいアプリがあって、飛行状況も把握できます。
その名も「フライトレーダー24」。世界で飛んでいるリアルタイムの飛行機が把握できます。
なので、地図上で見て、今通過した飛行機がどこからどこへ向かうもので、その機体・航空会社までわかります。
FDAの到着まであと何分、次は何色がくるよ!などもわかります。

これが困りもの。上空で飛行機の音がすると、この飛行機がどこに向かうのか、ついつい調べてしまう。(が、面倒なことになりそうなので4歳児には教えない)あ、上海からシカゴ行きだ!とか。夢があるよね〜。
こうしてみると長野県、結構上空を国際便が飛んでいる。アンカレッジ行きとか。
こうやってスマホ依存体質になっていく。困った。
私がスマホに期待する機能って、目覚ましとラジオとフライトレーダー、そしてカメラくらいかしら。
最近楽天モバイルの回線の電波が悪くて、まともに電話もかけられません。困った。


4歳児はスカイパークに行くと、飛行機を見ること以外にも楽しみを持っております。

飛行機になりきる!
スカイパークには「ミニ滑走路」なるものが再現されてます。
誰がこんなの使うの?と思っていたのだけれど、我が子が大喜びするなんて。
大声でエンジン音を出して離着陸を繰り返すので、結構周囲の目(警戒する犬を含む)が痛いのですが……。

飛行機は好きでもパイロットになる夢はないようなので(「オレはみてるだけでいいや」と言う)、管制官でも目指していただければ、 親たちは嬉しいよ。

家でも飛行機です。
妹には飛行機名を覚えさせようとする。機体・航空会社それぞれあるから難しいよね。
妹が明確に認識しているのは「ピーチ」(これは航空会社だ)と「ジンベエジェット」(機体の名称)。
白いのは全部ANAかJALだと思っている。ボーイング、エアバス、エンブラエルなどなどは全くわからない。

おもちゃも基本的に飛行機。ブロックを組み替えております。本人の中では「ボーイング747」「エアバスA380」などいろいろイメージはあるようです。


山好きの祖父には「一緒にハワイに行ってお山登ろうよ」と、祖父の好奇心をそそるべく「山」を切り口に調子の良いことを言っておりますが、彼の目的は山ではないよ、海亀モチーフの機体「フライング・ホヌ」に乗りたいだけ。
素敵な飛行機たくさんあるものね。。。

今週末、松本空港にちょっと特別なチャーター便が来ることを親たちは知っているのだけれど、それを言ってしまうととんでもないことになりそうなので黙っております。
これは本当ならばぜひとも見たい。週末、時間が作れるように仕事がんばらなきゃ……。
最近、「がんばらなきゃ」ばかり言っている気がするのだけど、これがこの時期のリアルなのですね、きっと、
ほんと、がんばろ。

そろそろサンふじがはじまりまーす。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 17:30Comments(0)子どものこと

2021年10月27日

いろんなりんごをとにかく収穫する日!

今日はとにかく収穫の1日でした。

○グラニースミス
○シナノゴールド
○ぐんま名月
○シナノホッペ

にぎやか4種取り放題です!
1番量が多かったのはぐんま名月かな……。

先週少しとってみて、もう少し味をのせよう!と判断、1週間ほどおいたところ、味に奥行きが出ました。
個人的には酸味と甘味のバランスが絶妙なシナノゴールド推しなのだけど、ぐんま名月の方が世の中では人気な気がします。

そういう私見が前提としてあるのですが、畑でひと口食べてみて思うこと、
ああ、この甘みは世の中が求めているものだ!ということ。
上品な甘さ・品のある風味/香りが特徴です。甘いと言ってもシナノスイートのようなジューシー系の甘さではなくて。
改植して数年、ぐんま名月、いい感じに育ってきました!シナノゴールドより量が多いか?

陽が当たった場所に赤みがさして、黄色に赤が模様のように入るあたりは見てくれが良さそうなのだけれど、実はゴツゴツしているし、そこまで見目麗しいタイプのりんごではありません。
格外(ここでは園独自の判断基準の格外)と上品で著しく差がないような、そんなりんごがぐんま名月です。

そしてグラニースミスも全部収穫しました。

写真のは、どうした?というくらいピンクですが、よく陽にあたったってことですね。
グリーンアップルの代表格、とってもすぱいクッキングアップルです。
これでジャムを作ると絶品。

見た目はビートルズのりんごを連想させる、とてもクールなやつです。
ZEN母はグラニーで、酢豚をつくったそう。グラニーちゃんがパイナップルの代わりだって!いいアイディア!
収穫しながら、頭の中は完全に酢豚食べたいでしたが、子どもたちが食べそうにないので今日のところは見送りました。

そして謎多きシナノホッペ。

毎年まいとし悩み多きシナノホッペくん。
赤黒いほどの見事な赤(飛行機のFDAでいうとワインレッドに近い)で、木として見るとクリスマスツリーっぽい。
ジュースにするととても濃厚で昨年のジュースの中ではおそらく1番人気でした。

それはきっとこのリスくんもいくらか貢献しております。と勝手に解釈しております。

シナノホッペは、あたりとハズレの差が大きく、あたりの子はパイナップルのような風味でジューシー、蜜も入る!といい感じなのだけれど、見た目でその判断ができない。ムズカシイ。

選果しながら今年もZENはりんごを何度も齧っては首をひねる…を繰り返しておりました。

品種目白押しなのもこの時期の特徴ですね。
明日はこれらをじゃんじゃん発送すべく荷造りを行います。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 22:00Comments(0)農作業

2021年10月26日

食欲の秋!安曇野、美味しいものたくさんあるよ◎

こんにちは。今日はサンふじの目揃え会でした。
目揃え会、それは、こういう規格のりんごを出荷してね〜byJA という説明会です。
いよいよ、サンふじの季節がはじまる。意外となんとかなるのか?と思う瞬間と、やっぱり大丈夫か?と思う瞬間がある、なんとも悩ましい今年のサンふじです。
この規格では出そう!とかこれはパスだな……などなど出荷の戦略を練りつつ、実際のりんごを見ながら今日はりんごのお尻の「アメ色」「緑色」に着目して学んできましたyo!

そして、発送も順次。
そろそろ、ほんとにそろそろぐんま名月をとるぞ……と思いつつ、今日はワクチン接種2回目の副作用で発熱中の園長ZENがおります。
ま、明日にはきっと。
この時期だけ送ることのできる、品種ミックスを着々と送っていかないと。
後ろにはサンふじが控えてるってわけです。

さて、そんな中。食欲の秋です!
りんごもそんな秋のグルメに一役買っていれば光栄ですが、安曇野、美味しいものたくさんあります!
秋に限らず、我が家では定番になっているグルメがいくつかあるのですが……

特別な日、いわゆるハレの日にはこちら。

Charcuterie Ruz(シャルキュトリー・リュース)さんのお惣菜。
ZEN母は店名のことを「なんちゃらかんちゃら」と言います(笑)が、私たちには通じるという。
なんだかんだと理由をつけて、親族が集まった!とか誰かの誕生日!とかにはワインと美味しいバゲットとともに定番になりつつあります。
そうそう、当園の紅玉を使った「クランブルタタン」も今作っていただいているのですが、写真を撮る前にお腹におさまってしまいました。
外食をしなくても、贅沢気分に。
自分で作れないような素敵さ・特別感、でもフランス家庭料理というだけあって気取りすぎず飽きがこないというか。
ありがたや〜。

そして、気力がない日とか、絶対にご飯を作る暇がない!という日(例えばオーナーさんの収穫のコア日とか)は、
わりと近くにある餃子屋さん、「餃子商店つむぎ」のお世話になります。
こちらは冷凍餃子が買えるので、そういう時のストックに、おつかいものに……と重宝します。
これからの季節、餃子鍋セットも販売されるので、これも食べたい!(すでに食べましたが)

世の中がこういう状況だからか、もしくは、小さい子連れの家庭環境だからか、外食しなくてもいい思いができる機会・その充実度って年々上がっている気がします。幸せ。

まぁこれらは別に「秋の味覚!」ってわけでもなく、特別感のある食べ物ですが、秋は普通の日のご飯でも美味しいものたくさん。

まずは手前味噌。
3月に仕込んだ味噌、そろそろいけるかな??とおっかなびっくり樽をあけてみて、表面のカビの層を削り(我が家は古いので、カビっぽいのだ)使い始めました。
ああ、これが手前味噌かぁ!!!お、おいしい!!(この“おいしい”の半分は思い入れと愛着でしょうね)
朝のお味噌汁が幸せです。子どもたち、あんまり食べてくれないけど!
好物の「冬瓜の味噌煮」も最高です。子どもたち、食べてくれないけど!
どうせ食べてくれないから、明日は大根と油揚げの味噌汁に生姜でもすりおろそうかな。

そして、新米。
ZEN友人Y氏のお米を精米機にかけて…というのが最近の我が家の習慣になっているのだけれど、新米って素晴らしい。
9月に入ってからは「早く新米たべたい」が口癖になってました。
ご飯さえ炊いておけばなんとかなる、という安心感。絶大なる米への信頼。
私sachikoが精米機を各社いろいろ試した結果、我が家のベストチョイスはヤンマー製の精米機で5ぶづき米。
本当は3ぶづきにしたいのだけど、「どうしてうちのご飯は黄色いの?」という4歳児の声と、おにぎりにする可能性を考慮して5ぶに。
精米機って不思議。各社で同じ精米度合いでも仕上がりが違う。それは性能がいいのか悪いのか、はたまたメンテナンスの問題なのかわからないなぁといつも疑問に思います。

秋、新米、ときたら試したくなるよね栗ご飯!
友人でもある信州フレンドファームさんの剥き栗で今年も炊きましたよ、栗ご飯。
かつて、出来心で栗ご飯を作ろう!と思い立ったはいいけれど、皮むきにものすごーーーーく時間がかかったという苦い経験をしております。
それあっての栗ご飯の感動!と言えなくもないのだけれど、根性論で片付けるのは一昔前の文化です。
剥き栗ってすごく便利。シンプルに剥かれただけの栗。そこからすぐに、栗ご飯。この時期ならではですね。

あとは……。

ワクチン接種2回目のZENが、体調不良ゆえ子どもたちを寝かしつけてくれたので、感謝の思いをツマミにいただきます。
ふたこビールさんのFUTAKO ALE。
大丈夫、現時点ではまだ1本、残ってるからネ…、あくまでも現時点では。
このままコロナが落ち着いて、近いうちにお店に行けますように……。そしたら今夜もう1本、飲んでもいいかしら?
そう願いつつ、自分の中で葛藤しつつ、おいしくいただきながらこれを書いている次第であります。

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今日は、穂高の直売所「ハイジの里」にりんごジュースを初めて納品してきました。

りんごジュース、昨シーズンのふじも全て完売し、現在の在庫は今シーズンに絞った2種のみになりました。

さて、明日はZENが回復しますように。
ゴールドと名月を収穫して発送を進めなくては!
サンふじの販売の用意も始めます〜。

sachiko  

Posted by 然とsachiko(弐七農園) at 21:44Comments(0)季節の話題食べ物、飲み物いただきもの列伝